さつき本感想！アルツハイマー征服
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アルツハイマー征服
下山 進
この本は、元フジテレビアナウンサーの笠井さんお勧めのノンフィクションです。
アルツハイマー病遺伝子の発見も、トランスジェニックマウスの開発も競争は激しい。
多くの研究室がこれに挑んでいたが、栄光に浴するのは最初に発表した1チームだけ。
化学物質を見つけて合成し、その薬理を計る探索研究、安全性、長期毒性を検査する後期研究をへて臨床に入る薬が選ばれる。
臨床試験は、フェーズ1〜3
これらを全て突破して当局に申請するＮＤＡ
そして当局の厳しい審査のうえに承認されて、はれて薬として流通する。
その成功率は、探索研究でプロジェクトして着手する段階から数えれば、実に4%
探索研究から商品として流通するまでの開発平均年数は、13.5年
かかる開発コストは80年当時でも、ひとつの薬を市場に出すのに150億円。
何と気の遠くなる話でしょう。
研究者達の探究心、使命感、忍耐力。
本当に尊敬と感謝です。
彼らのお陰で、私達は健康で長生きできるのです。
がんに侵され、志半ばで去ってしまった研究者もいました。
彼は最後まで
「生きたい、生きてアルツハイマー病の根本治療薬を開発し、多くの患者を救いたい」
この取材に15年かけた著者も言っています。
研究の一線を病気などにより退かざるをえなかった人もいます。
しかし、彼らの彼女らがあげた成果は、今でも論文の形で共有され、あらたな解明の礎になっています。
いつの日か、この病気の苦しみが過去のものになることを願って。
たくさんの方に目にしていただきたい本です。
さつきさんプロフィール
https://esthe-bemajo.com/profile.php?sid=78
下山 進
この本は、元フジテレビアナウンサーの笠井さんお勧めのノンフィクションです。
アルツハイマー病遺伝子の発見も、トランスジェニックマウスの開発も競争は激しい。
多くの研究室がこれに挑んでいたが、栄光に浴するのは最初に発表した1チームだけ。
化学物質を見つけて合成し、その薬理を計る探索研究、安全性、長期毒性を検査する後期研究をへて臨床に入る薬が選ばれる。
臨床試験は、フェーズ1〜3
これらを全て突破して当局に申請するＮＤＡ
そして当局の厳しい審査のうえに承認されて、はれて薬として流通する。
その成功率は、探索研究でプロジェクトして着手する段階から数えれば、実に4%
探索研究から商品として流通するまでの開発平均年数は、13.5年
かかる開発コストは80年当時でも、ひとつの薬を市場に出すのに150億円。
何と気の遠くなる話でしょう。
研究者達の探究心、使命感、忍耐力。
本当に尊敬と感謝です。
彼らのお陰で、私達は健康で長生きできるのです。
がんに侵され、志半ばで去ってしまった研究者もいました。
彼は最後まで
「生きたい、生きてアルツハイマー病の根本治療薬を開発し、多くの患者を救いたい」
この取材に15年かけた著者も言っています。
研究の一線を病気などにより退かざるをえなかった人もいます。
しかし、彼らの彼女らがあげた成果は、今でも論文の形で共有され、あらたな解明の礎になっています。
いつの日か、この病気の苦しみが過去のものになることを願って。
たくさんの方に目にしていただきたい本です。
さつきさんプロフィール
https://esthe-bemajo.com/profile.php?sid=78
