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さつきさん本の感想!傷痕のメッセージ

傷痕のメッセージ
知念 実希人

元刑事の父親が病気で亡くなりますが、死後遺体解剖をしてほしいと遺言にありました。
遺体を解剖してみると、前代未聞の胃に文字が刻んでありました。
暗号と潰瘍で読めない部分があり、すぐに意味がわかりません。

28年前の未解決事件を追っていた父。
その文字の意味が分かれば事件解決につながるはず。
娘と友人と父親の元部下の刑事3人で調べ始めます。

父親が亡くなった後、また28年前と同じ手口の事件が起こります。
一刻も早く、胃壁の文字の意味を読み解かないと被害者がどんどん増えていきます。

事件は色々な展開に広がって、私の予想は全て外れていきます。
もはや予測不可能です。

展開が気になり一気に読んでしまいました。
最後は不思議と清涼感を感じました。



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さつきさん本の感想!ひとり旅日和

ひとり旅日和
秋川 滝美

極度の人見知りで、コミュニケーションも苦手な主人公の日和。
電話対応が大の苦手で、毎日のように上司から叱られています。
その姿を見て同情した社長から、ストレス解消手段として、ひとり旅を勧められます。

旅慣れた先輩からのアドバイスを参考に、まずは日帰り旅行から始めてみます。
人見知りの為、旅先で尋ねる事もできず失敗もします。
でも回数を重ねるごとに旅慣れてきます。

日帰りの熱海からはじまり、一泊で水郷佐原。
その後は2泊で、仙台、金沢、福岡。
地元の美味しいお酒と料理。
観光地も色々回り。
もう、見てるだけで今すぐ行きたくなりました!

最近はコロナの影響で、どこにも行ってませんが収束したら是非行ってみたいです。
この本のパート2も出版されてます。
次はどこに旅するのか楽しみです。​


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さつきさん本感想!合唱 岬洋介の帰還

合唱 岬洋介の帰還
中山 七里

すっきりしない天気が続き、音楽で癒しを求める事が多くなりました。
そんな中、いつまでもショパン、もういちどベートーベンの岬 洋介シリーズの最新刊が文庫で発売されました。

司法試験をトップで合格し、研修時もトップの成績で、検察官からの誘いもあったのですが、あっさり放棄しピアニストになった岬先生。
彼の奏でるピアノは素晴らしく、誰もが虜になってしまいます。

今作は残念ながら、岬先生のピアノのシーンはありませんでした。
研修時代の仲間が無罪で逮捕されて、その仲間を救う為に海外から帰ってきました。
頭脳明晰で事件を解決していくのは素晴らしいですが、こんな季節だから岬先生のピアノを聴きたかったです。

岬先生が救った、天生さんもベートーヴェンを聴いて言ってます。

半音階を落ちていく旋律は、迫りくる戦慄と化し、聴く者は不安と勇猛の対決を見守るしかない。
絶望と怒り、奈落の底から光を求めて伸びる指先。
地の底から形容しがたいほど激烈なエネルギーが湧き起こってくる。やがて弦奏に導かれるかたちで全ての楽器が咆哮し、第一主題のユニゾンが壮大な楽章のピリオドを打った。

休憩時間、終わり。
天生は停止ボタンを押して、しばし余韻に浸る。
たった十五分間、されど至高の十五分間。
精神的疲労は消し飛び、清新な気持ちで作業を再開できる。

音楽の力はすごいですね。​



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さつきさん本感想!小説8050

小説8050
林 真理子

壮絶で衝撃的で、目が離せなくなり一気に完読しました。
ちょうど先日
SEKAI NO OWARI のFukaseさんが、中学2年の時に壮絶なイジメにあい、学校に行けなくなった事を告白していましたが、まさに同じような展開です。

主人公の翔太は、親から将来医者を目指すように言われて、私立の中高一貫校に通いましたが、中学2年生の時に「もう学校に行きたくない」と言って引きこもってしまいます。

叱責、懇願、諭し、怒り。
精神科、カウンセリング、都の相談窓口。
色々手を尽くしましたが、7年間引きこもったままでした。

ある日父親と揉めた時に「俺はただ復讐したいんだよ!」と叫びます。
そこから親子の長い戦いが始まります。

中学生の時に受けた酷いイジメの内容を、親は初めて知ります。
周りの誰一人にも相談できずに、傷つき心を閉ざし7年間引きこもり、人生を無駄にしたのに。
加害者は、イジメた事などすっかり忘れて、明るく楽しい未来を生きています。

子育てに関わってこなかった父親が、本気になって息子の為に裁判を起こし戦います。
紆余曲折ありすぎで苦しいですが、最後はスッキリします。

さすが林 真理子さん、色々考えさせられますが、とても読み応えがあるお勧め本です。​


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さつきさん本感想!あしたの官僚

あしたの官僚
周木 律

立派な官僚になって、日本のために働くんだと意気込んだ主人公の松瀬

厚生労働省に採用されたが
肩書きは「総務課公共保全専門官(併)
総務第一係長(併)管理係長(併)評価課公共保全確認検査官(併)確認係長(併)指導係長(併)調査課調査係長(併)保安係長」
八つの職務を兼務する事に。

庶民からのクレーム電話、国会答弁、業務統計、次から次へと仕事が降りかかってきて。
家に帰れない、休めない、睡眠不足。
婚約者とも会う事が出来ず振られ。

もう、前半は読んでいるのが息苦しくなりました。
何で全てを引き受けるのか。
いつか倒れる、その前に逃げ出して。

ある日、限界がきます。
もう、たくさんだ。こんな生活は!
無断で会社を休み田舎に帰ります。
昔の友に会い、ヒントとなる言葉を聞いて、会社に戻った所から、風向きが変わります。

全て1人で引き受けていた仕事を、同僚達が手伝ってくれるように。
悪徳議員と戦ったり、大臣から認められたり。

あそこは人生の墓場と思っていたけれど。
この仕事を続けたい。
酷い現実があったって、それでも頑張ってみたい。
主人公は最後にそう思えるようになりましたが。

実際には
行政機関の定員の純減計画。
これに基づき毎年、行政の現場では無慈悲な人減らしが行われています。
若手の官僚離れが加速しています。
現実は小説のように上手くはいきません。​



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